2022.08.24

【8/26、9/2開催】「北東アジアSDGsマルチステークホルダー・フォーラムに向けたユースセッション」および「CSOセッション」

毎年、国連が主導し、世界各国のサブ地域において、政府、市民社会、民間企業、学術組織などが参加し、SDGsの進捗をレビューする国際会議が開催されています。

日本は「東・北東アジア」サブ地域に属しており、中国、朝鮮民主主義人民共和国、モンゴル、韓国、ロシアとともに、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)の主催で「北東アジアSDGsマルチステークホルダー・フォーラム」が開催され、今年は6回目となります。

このフォーラムに向けて、北東アジア・サブ地域の市民社会として情報を交換し、市民社会として共通の声を作っていくための「CSOセッション」や「ユースセッション」も開催されます。

SDGsのフォローアップといえば、毎年7月に国連本部で開催されるハイレベル政治フォーラム(HLPF)や、毎年3月に開催される持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム(APFSD)が注目されていますが、今回のフォーラムはアジア太平洋地域のなかでも日本が属する北東アジア・サブ地域におけるSDGs進捗について議論する重要な機会であり、日本のNGOやユース団体からも複数登壇いたします。ご都合のつく方はぜひご参加ください。

詳細は以下の通りです。

(1)第6回北東アジアSDGsマルチステークホルダー・フォーラム2022

multistakeholderforum

■日時:2022年9月7日(木)・8日(金)

■場所:モンゴル・ウランバートル(+オンライン)

■概要:

国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)の主要出版物である「アジア太平洋地域SDGs進捗報告書2022」は、アジア太平洋地域におけるSDGs実施の危機的状況をあらためて提起し、同地域が17のSDGsのいずれについても達成に向けて軌道に乗っていないことを示しました。また、サブ地域によって進捗状況は様々です。東・北東アジアは、強固な製造業の基盤と高度なインフラを背景に、産業、イノベーション、インフラに関する目標9の達成に向けて順調に推移しています。また、貧困との闘い(目標1)についても同様に進捗しています。

しかし、経済大国でありながら、ディーセント・ワークと経済成長(目標8)の達成は、資源利用の非効率性から、依然として深刻な課題となっています。その結果、責任ある消費と生産(目標12)、気候変動対策(目標13)において、同地域は後退しています。

2030アジェンダは、経済、社会、環境の3つの側面から、バランスのとれた統合的な方法で持続可能な開発を達成することを約束しています。そして、包括的でネットワーク化された、広範なエンゲージメントを促進することは、SDGs実施を進展させるプロセスにおいて重要な要素です。

このため、SDGsに関する北東アジアマルチステークホルダー・フォーラムは、2017年から毎年開催され、SDGs実施に関する様々なセクター間の豊かな視点での意見交換のためのサブ地域プラットフォームを提供しています。

同フォーラムはまた、地域的・世界的なSDGsへの関与の重要な要素でもあります。持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム(APFSD)の一部であり、それ自体が持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)の地域協議の1つです。

国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)東・北東アジア事務所は、サブ地域のステークホルダーやパートナーと共にSDGsフォーラムを開催しています。モンゴル経済開発省は、2022年のホスト省庁です。モンゴルの国連常駐調整官事務所(UN RCO)および国連国別チーム(UNCT)とも連携して開催されます

同フォーラムの包括的な目的は、北東アジアにおいて、清潔な水と衛生(目標6)、安価でクリーンなエネルギー(目標7)、産業・イノベーション・インフラ(目標9)、持続可能な都市とコミュニティ(目標11)、目標のためのパートナーシップ(目標17)を含むSDGsターゲットに焦点を当てたマルチステークホルダー・グループの包括的な対話を促進することです。

(2)CSOセッション

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■日時:2022年9月2日(金)日本時間16:00-21:00(うち18:00-19:00は休憩時間)

■登録:

https://forms.gle/hA18cyPMdKYdJ3ed9

■概要:

モンゴルで開催されるマルチステークホルダー・フォーラムの前に、北東アジアのCSOが2023年のHLPFで扱われる議題について声を共有する場を提供し、さらに サブ地域およびアジア太平洋地域レベルで国連に提出する声を準備することを目的とし、プレゼンテーションとフロアディスカッションに基づく北東アジアCSO声明を作成します。詳細は添付ポスターおよび以下のリンクを参照のこと。

https://www.unescap.org/events/2022/cso-session-6th-north-east-asia-multistakeholder-forum-sustainable-development-goals

■備考:CSOセッションのZoomリンクは、9月1日(木)にお知らせします。

(3)ユースセッション

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■日時:2022年8月26日(金)日本時間15:00-18:00

■登録:https://docs.google.com/forms/d/1RKEG4E7bnhdEzEgFgupGc5PHNX5ANTKBH4PSi1jIRoc/edit

■概要:ユースセッションは、中国、日本、モンゴル、韓国、ロシアのユースグループによって、独自かつ自主的に開催されます。詳細は添付ポスターを参照のこと。

■形式:オンライン

*CSOセッション及びユースセッションに関する連絡先:

アジア太平洋市民社会参画メカニズム(AP-RCEM)北東アジアサブ地域グループ・フォーカルポイント/韓国SDGsネットワーク事務局長

デニス・ユン(Denise Yoon)

sdgnetkorea@gmail.com