2022.10.16

【ニュース】JANIC 鬼丸昌也理事長、 NGOが平和構築で果たす役割について講演

広く世界に目を向けた幅広い視点で国際平和の創造に貢献することを目的とし、沖縄県が創設した「沖縄平和賞」。その関連イベント「沖縄平和賞国際平和シンポジウム」が沖縄の本土復帰50年を記念し10月8日に那覇市にて開催されました。

第10回(2020年)受賞団体であるJANICからは、理事長の鬼丸昌也が登壇。「支援の現場で学んだ ひと・チーム・世界の変え方〜これからNGOが国際協力・平和構築で果たすべき役割を考える〜」と題して基調講演を行いました。

講演の中で鬼丸理事長は、JANICの成り立ちや活動の意義、また自身が創設者で理事を務める特定非営利活動法人「テラ・ルネッサンス」での活動の中でもウガンダの「子ども兵」の問題について語りました。ほかにも世界各地に児童労働、あるいは苦しい状況にあっても声をあげられない子どもたちがいることに触れ、「国の内外に関係なく、子供たちの未来に関心を持つことは私たちの責任だ。一人ひとりの力は小さくとも、微力を集めて勢力にすることで立ち向かうことができる」と、話しました。

また、「個々の団体の素晴らしさもあるが、それをネットワークして力にすることの価値に対して沖縄平和賞をいただいたことに感謝をしている」と、述べました。さらにJANICの「新たな挑戦」として、THINK Lobbyの取り組みを紹介し、「民間団体がシンクタンクを持つということはすごく大事。現場での仕事も非常に重要だが、課題解決には構造を変えなくてはならない。課題が発生した背景や理由を研究し、世の中に訴えていく機能が必要だ。NGOだからこそ、人々に寄り添い、社会課題を解決する方策や仕組みを研究し皆さんに伝えていきたいと思っている」と、述べました。

鬼丸理事長の基調講演は、大変分かりやすく、JANICやTHINK Lobbyの役割、そして社会課題をどのように「自分事」として考えるかということを伝えています。ぜひ動画をご覧ください。鬼丸理事長の講演は、動画の27分ぐらいから1時間4分ぐらいの部分です。動画は2023年2月まで公開されています。