JVCパートナー団体の紛争による死傷に関する声明 ー 民間人および人道支援従事者への攻撃は許されない

JVCパートナー団体の紛争による死傷に関する声明

民間人および人道支援従事者への攻撃は許されない

2024年10月11日
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター
事務局長　水澤恵

2024年10月10日現地時間正午ごろ、JANICの正会員団体である特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター（以下、JVC）のパートナー団体であるArd El Insan（以下、AEI。「人間の大地」の意）が活動していたパレスチナ・ガザ中部デルアルバラフにおいて、イスラエル軍が学校を空爆し、パレスチナ保健省によると少なくとも28名が死亡、92名が負傷しました。紛争からの避難所になっていたその学校では、AEIのスタッフ7名が支援活動を行っており、2名の死亡、5名の負傷が確認されています。

JANICは、攻撃によって亡くなった住民およびAEIスタッフの方々に哀悼の意を表明します。また、紛争地域における病院施設や民間人への攻撃を禁止する国際人道法およびジュネーブ条約（第一条約）を批准しているイスラエル政府による国際条約違反を非難し、一刻も早い停戦を求めます。また、停戦に向けた国際連合加盟国、安全保障理事会および日本政府の強いリーダーシップを求めます。

詳細：JVCウェブサイト「ガザ・現地パートナー団体AEIのスタッフ：7名が死傷しました」（2024年10月10日）
https://www.ngo-jvc.net/activity/report/20241010_gaza.html

JANICでは、JVCや他の正会員団体を含む複数のNGOが発表した一連の声明に賛同し、2023年10月には緊急声明を発表しています。

パレスチナ・イスラエル紛争激化に対する緊急声明（2023年10月13日）
https://www.janic.org/blog/2023/10/13/1355/

パレスチナ支援に携わる日本の市民団体の要請文に賛同しました（2023年10月20日）
https://www.janic.org/blog/2023/10/20/1258/

年内に停戦を。－ガザ地区「停戦」を願う市民社会による共同提言に賛同しました（2023年12月22日）
https://www.janic.org/blog/2023/12/22/1425/

NGOによる共同声明 「停戦を、今すぐに。」に賛同しました（2024年10月4日）
https://www.janic.org/blog/2024/10/04/gazastatement/