2025年03月26日(水)
【声明】民間人および人道支援従事者への攻撃は許されない~ガザ在住ムハンマド・マンスール氏(地球のステージ)の紛争による死亡を受けて~
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THINK Lobbyの母体である特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)は3月26日、「声明:民間人および人道支援従事者への攻撃は許されない~ガザ在住ムハンマド・マンスール氏(地球のステージ)の紛争による死亡を受けて~」を発表しました。
2025年3月26日
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター
事務局長 水澤 恵
【声明】民間人および人道支援従事者への攻撃は許されない~ガザ在住ムハンマド・マンスール氏(地球のステージ)の紛争による死亡を受けて~
2025年3月24日、JANICの正会員団体である特定非営利活動法人「地球のステージ」で活動していたムハンマド・マンスール氏が、死亡しました。報道によると、同日、南部ハンユニスの自宅でイスラエル軍のミサイル攻撃を受けたとされています。マンスール氏は、これまで朝日新聞の通信員も務め、現地の状況を世界に伝えてきました。ガザでは大規模衝突が始まって以降、多くのジャーナリストが命を落としています。ガザ当局の発表によると、マンスール氏の死亡は、ジャーナリストとして207人目にあたるとされています。ジャーナリストをはじめ、民間人、医療関係者、人道支援従事者への攻撃は決して許されることではありません。
詳細:地球のステージウェブサイト 2025.03.24「モハマッドが殺害されました」
https://e-stageone.org/report/support/20250324.html
JANICは、攻撃によって命を奪われたマンスール氏および住民の方々に、心より哀悼の意を表します。私たちは、紛争地域における病院施設や民間人への攻撃を禁止する国際人道法およびジュネーブ条約(第一条約)を批准しているイスラエル政府による国際法・条約違反を強く非難し、一刻も早い停戦を求めます。また、国際連合加盟国、安全保障理事会、および日本政府の、停戦に向けた強いリーダーシップを求めます。
JANICは、平和で公正な世界を目指す日本の国際協力NGOのネットワークとして、パレスチナの平和と人道支援に取り組み続けている多くの日本のNGOと連携し、今後も平和の実現のために尽力してまいります。
【参考】
JANICはこれまで、パレスチナで活動をする複数のNGOが発表した一連の声明に賛同し、2023年10月、2024年10月には緊急声明を発表してきました。
- パレスチナ・イスラエル紛争激化に対する緊急声明(2023年10月13日)https://www.janic.org/blog/2023/10/13/1355/
- パレスチナ支援に携わる日本の市民団体の要請文に賛同しました(2023年10月20日)https://www.janic.org/blog/2023/10/20/1258/
- 年内に停戦を。-ガザ地区「停戦」を願う市民社会による共同提言に賛同しました(2023年12月22日)https://www.janic.org/blog/2023/12/22/1425/
- NGOによる共同声明 「停戦を、今すぐに。」に賛同しました(2024年10月4日)https://www.janic.org/blog/2024/10/04/gazastatement/
- JVCパートナー団体の紛争による死傷に関する声明:民間人および人道支援従事者への攻撃は許されない(2024年10月11日) https://www.janic.org/blog/2024/10/11/statement/
- 「ガザの恒久的停戦と、パレスチナの和平を求める」に賛同しました(2025年3月10日)https://www.janic.org/blog/2025/03/25/gazastatement-2/
【本件に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
janic-advocacy@janic.org