2025年02月21日(金)
【3/18開催】混迷を極める世界情勢、市民社会の一手は?〜C7カナダ情報交換会〜
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世界経済や地域情勢、気候・環境、開発など、さまざまな課題が議論されるG7サミットは、今年カナダ政府が議長を務め、6月15日から17日にかけて同国西部のアルバータ州カナナスキスで首脳会合が開催されます。
市民社会による働きかけは「Civil7(C7)」という公式エンゲージメント・グループを中心に行われています。
気候危機の深刻化により、異常気象が頻発するようになり、何百万人もの人々の生活が一変しています。自然や生物多様性の衰退により、人類を含むすべての種の生存も危ぶまれています。
規制緩和された自由貿易、グローバル化されたサプライチェーン、ビッグテックに支配されたデジタル経済など、過去の経済モデルは、経済成長を優先し、不平等と環境を悪化させる一方で、一部の特権階級の利益に奉仕してきました。開発途上国にとって公正な資金調達モデルを特徴とする解決策が必要とされています。
現在、世界では3億人が緊急援助と保護を必要としています。危機の影響を受けている人々の発言力と主体性をいかに高めるか、準備と対応における現地のアクターの役割とリーダーシップも求められています。
2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)の達成は大幅に遅れており、教育や食料安全保障を含む多くの目標が後退し、保健を含む目標も停滞しています。G7各国は、十分な資金を提供することによって、すべての人のための持続可能な開発の実現に向けて前進しなければなりません。
C7では上記のような問題意識を持った4つのワーキンググループによる政策提言書作りを進めています。今回のC7情報交換会では、2025年のC7の動きを概観しつつ、各ワーキンググループでの政策提言について参加者から報告し、日本の市民社会関係者がどのように関わることができるのかを考えます。
ぜひご参加ください。
●日時:2025年3月18日(火)10:00-12:00
●形式:オンライン
●申込:https://forms.gle/ehKe3tQKJgUw8woVA
●プログラム:
・総合司会
有坂美紀(G7/Earth day オープンフォーラム北海道 代表/Co. DESIGN 代表)
・開会挨拶
松原裕樹(特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター 専務理事・事務局長)
・C7カナダ 概要説明
堀内葵(国際協力NGOセンター シニアアドボカシーオフィサー、C7運営委員)
・C7カナダ ワーキンググループ報告
足立治郎(「環境・持続社会」研究センター 事務局長、C7「気候・エネルギー・環境」ワーキンググループ)
宮本育昌(コーラル・ネットワーク 事務局長、C7「気候・エネルギー・環境」ワーキンググループ)
稲場雅紀(アフリカ日本協議会 共同代表、C7「持続可能な開発」ワーキンググループ)
高橋悠太(かわたら 代表理事、C7「人道行動と平和」ワーキンググループ)
南優菜(アクセプト・インターナショナル アドボカシーオフィサー、C7「人道行動と平和」ワーキンググループ)
・日本の市民社会からの声を届ける方法について
木下聡(しずおかSDGsネットワーク代表/公益財団法人ふじのくに未来財団理事)
・閉会挨拶
新田英理子(一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク 事務局)
●主催:特定非営利活動法人国際協力NGOセンター
「G7サミットに日本の市民社会の声を届けるプロジェクト」有志
「みんなの市民サミット2024」有志
●お問い合わせ:特定非営利活動法人国際協力NGOセンター janic-advocacy@janic.org