高柳彰夫

国際協力NGOセンター(JANIC)政策アドバイザー
フェリス女学院大学国際交流学部教授

略歴

博士(法学・一橋大学)。1990-93年にJANICに調査研究担当スタッフとして勤務。北九州市立大学外国語学部国際関係学科専任講師・助教授を経て現職。国際開発におけるNGO/CSOの役割や、ODA機関とのパートナーシップについて研究してきた。著書に『カナダのNGO』(明石書店、2001年)、『グローバル市民社会と援助効果』(法律文化社、2014年)、共編著書に『SDGsを学ぶ』(法律文化社、2018年)。ODA政策についてのCSOによる批判的検証を行うThe Reality of Aidに多数寄稿し、OECD-DAC(開発援助委員会)とCSOの政策対話(2018年から)のCSO側のネットワークであるDAC-CSO Reference Groupなどで活動している。

THINK Lobbyへの期待

私自身、世界のCSOのネットワーク活動にいろいろとかかわってくる中で、欧米諸国のCSOの調査研究・政策提言部門やシンクタンク型CSOとも一緒に仕事をする機会があり、日本のCSOの調査研究を取り巻く環境の厳しさとシンクタンク型CSOの必要性を感じてきました。

市民社会スペースとその前提になる民主主義・人権の問題、CSOと政府との関係、ODA政策の市民社会の視点からの検証、SDGsの実施状況(それに加え、この後ポストSDGsの議論も始めると思います)などのテーマに取り組めればと思っております。また新シンクタンクの国際ネットワークの強化でも一役を担えればと思っております。