所長あいさつ
所長あいさつ
若林秀樹
特定非営利活動法人 国際協力NGO センター(JANIC)理事
THINK Lobby 所長
国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン理事
アジア開発連盟(ADA: Asia Development Alliance)アドバイザー
早稲田大学Life Redesign College (LRC)講師、國學院大學法学部兼任講師
特定非営利活動法人 国際協力NGO センター (JANIC)理事、国連グローバル・コンパクト・ ネットワーク・ジャパン理事(経営執行委員)、 アジア開発連盟(ADA: Asia Development Alliance)議長、早稲田大学Life Redesign College (LRC)講師、國學院大學法学部兼任講師
日本はいま、かつての右肩上がりの成長を遂げた時代から、成長鈍化の時代にあります。第2次世界大戦後、日本社会は欧米型の社会・経済モデルを参考に、1990年前後までに世界トップレベルの経済力、技術力に到達しました。しかし以降は経済の伸び率が鈍化し、高齢化、格差拡大、財政赤字、地方経済の衰退等、様々な課題が深刻化しています。 政治・外交についても、国際社会をリードする独自の外交を展開することができていません。
国際社会を見渡せば、新型コロナの影響もあり、2030年の持続可能な開発目標(SDGs)の多くは達成が難しくなりつつあります。シリア、アフガニスタン、ミャンマー、香港、ロシアなど、世界のいたるところで民主主義が否定され、人権が侵害され、市民が自由に活動できる環境が悪化しています。
このような深刻な状況に対して、ただただ傍観している状況につらくなり、「一市民として、自分はこのままでいいのだろうか? わたしにももっとできることがあるのではないか?」と思ったことはありませんか?
その思いを形にするために、市民社会のポテンシャルを引き出し、新しい流れを作り、現状を変えていくことが必要です。政治や政策に対して、これ以上受け身でいたくない、未来の世代に対する現在のわたしたちの責任を果たしたい。わたしたち一人ひとりが、そんな思いでつながり、みんなで考え、共に動くための市民シンクタンク、それがTHINK Lobbyです。
わたしたちは、「平和で公正で持続可能な世界の実現に貢献します」というJANICの理念のもと、調査研究・政策提言等によって市民の諸活動を後押ししていきます。その際には、独立した、自由な市民としての視点、国際的に合意された人権基準等の規範や SDGs 等のフレームワークを尊重して活動していきます。国内外の市民社会セクターのみならず、政府、企業、労働組合、大学、財団等様々なセクターと連携していきます。また次世代に向けた大きな役割として、世界に通じる人材育成の視点を常に重視していきます。
是非、一緒に学び、考え、共に行動しましょう。