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2023年09月10日(日)

【9/27 開催】NGO-JICA勉強会のお知らせ(締切9/25)

連携

NGO-JICA勉強会のご案内

JANICでは、NGOとJICAの連携強化を推進し、個別課題に関する知見の共有と意見交換を促進するため、NGO-JICA勉強会を開催いたします。この機会に、日本の国際協力に関する重要なトピックについて一緒に考えませんか?

テーマ: 「越えるべき壁:日本の国際協力の課題と克服策」
日時:2023年9月27日(水)15:00~16:15
会場:オンライン開催
講師:下村恭民氏 (法政大学名誉教授)
司会:若林秀樹(JANIC理事/THINK Lobby所長)
締切:2023年9月25日
申込:https://forms.office.com/r/rCqPskzhvu 

           または2次元バーコード

詳細は以下をご覧ください。皆様のご参加をお待ちしております。

<テーマ>
「越えるべき壁:日本の国際協力の課題と克服策」

<背景>
開発途上国援助のための国際機関「コロンボ・プラン」に日本が加盟してから、来年で70年。日本の政府開発援助(ODA)は、この間の国際情勢の変化を踏まえ、いくつかの変遷を経て、大きな転換点に立っています。世界では中国など新たなドナー国の台頭や民間投資の増加がみられる一方、日本では政府のODA予算(一般会計当初予算)が1997年の1兆1,687円から約半減しています。これまで国際協力に貢献してきたNGO業界も、企業による社会課題解決への取り組みの増加や新たなソーシャルビジネスの台頭が見受けられるなか、新たに誕生する団体数が伸び悩むなど、相対的な存在感の低下がみられます。

今年6月には、開発協力大綱が改定され、複合的な危機に直面する国際社会でのODAの効率的かつ戦略的な活用が強調されました。また、政府安全保障能力強化支援(OSA)の新設により、安全保障と国際協力の関係性も問われています。

<勉強会内容>
この勉強会では、著書「日本型開発協力の形成」で2021年度の「国際開発研究大来賞」を受賞された下村恭民氏をお迎えし、国際協力の変遷と将来に向けた課題についてお話しいただきます。NGOとJICAとの連携についても議論し、質疑応答の時間では参加者とともに国際協力の新たな方向性について考えます。

<タイムライン>
15:00 開会挨拶
15:05~15:35 講演
15:35~16:10 質疑応答、ディスカッション
16:10~16:15 終了挨拶

<講師プロフィール>

下村恭民(しもむら・やすたみ)氏

1940年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、コロンビア大学MBA、古河電気工業、海外経済協力基金、国際協力銀行、埼玉大学勤務を経て、法政大学名誉教授。最近の著書:「最大ドナー日本の登場とその後」(東京大学出版会、2022年)、「日本型開発協力の形成」(東京大学出版会、2020年)

<お問い合わせ>
国際協力NGOセンター(JANIC)
担当:haga@janic.org (芳賀)