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2024年03月03日(日)

【参加募集】国際平和と安全に関する勉強会のご案内

普及

THINK lobby

最近の国際情勢を踏まえ、今後の国際協力のあり方を考える上で重要と思われる、「国際平和と安全(International Peace and Security)」に関する勉強会を下記の要領で開催します。今回の勉強会は、JANICの正会員が対象となります。是非、本研究会の趣旨をご理解の上、ご関心のある皆様のご参加をよろしくお願いします。

〈概要〉
期間と頻度:
2024年4月頃から2025年3月頃までの約1年間
四半期に1回程度の開催

参加者:
メンバーとしてJANIC正会員(10名程度)
オブザーバーとして協力会員・CSOs・有識者(5名程度)

参加申し込み:
下記メールまでお申し込みください。
3月15日(金)締め切り。定員に達したら募集を終了します。

主催:NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)/THINK Lobby
事務局:THINK Lobby 所長 若林秀樹
連絡先メールアドレス:wakabayashi@janic.org

1.背景
日本における平和運動や安全に関する考え方は、主に第二次世界大戦の反省から、日本国憲法に基づく平和主義、戦争放棄が根底にあり、多くの日本市民には、その考え方に一定の理解がありました。その結果、日本国内では、平和が長期間にわたって維持され、市民の意識の中で「平和主義」が定着したものと思われます。冷戦終了後は、グローバル経済の進展などによる相互依存関係の強化により国際社会の平和と安定が持たされるとの期待がありました。

しかし最近のロシアによるウクライナ侵攻、ガザをはじめとする中東での紛争と地域の不安定化、中国や北朝鮮による東アジアでの軍事的圧力の増大、あるいは世界的に権威主義的国家の増加など、国際平和と安全をめぐる情勢に変化が見られます。

日本も、自国の防衛能力を強化するために、防衛予算を大幅に増やしており、政府開発援助(ODA)と並行して、関係国の安全保障上のニーズに応え、資機材の供与やインフラの整備等を行う、事実上の軍事支援となる政府安全保障能力強化支援(OSA)が導入されました。

我々市民社会としては、今後とも非暴力、平和主義に基づき、「人間の安全保障」を軸とした国際協力等により、貧困をはじめとする様々な脅威を無くし、この地域の平和と安定を作り上げていくことが重要と考えますが、一方で国際政治の現実を理解することも今後の国際協力を考える上で重要です。

2024年9月、国連で「未来サミット」が開催されます。この会議では、SDGsの取り組みを加速させると共に、デジタル、金融、教育等の問題とあわせ、国際平和と安全が主要テーマとして議論されます。市民社会としても、世界の平和と安全の観点から、国際社会の現実と、日本に脅威をもたらしている現状を直視し、市民社会、政府、国際機関、有識者等との対話を通じて、国際協力をはじめとする今後の日本の役割を探ることは有意義であると思われます。

2.目的
・国際平和と安全のテーマで、政府関係者、NGO関係者、有識者の相互理解と情報交換を行うこと。
・国際平和と安全にかかわる関係者の国内におけるネットワークがつくられ、対話が促進されること。

3.勉強会参加者と募集
年間を通じて参加できる方を募集します。勉強会の性格から、少人数で参加者は固定させていただきます。

メンバー:JANIC正会員(10名程度)
オブザーバー:協力会員・CSOs・有識者(5名程度)
*締め切り:3月15日(金)としますが、定員に達したところで、募集を終了します。

4.勉強会の開催期間
2024年4月頃から2025年3月頃までの約1年間
四半期に1回程度の勉強会を開催する。
*1年をめどに、この勉強会での議論をとりまとめ、次の展開を検討する。

5.勉強会の講演者とテーマ案
・外務省総合政策局:未来サミットでの対応を念頭に「国際平和と安全のために、日本が出来ること」
・防衛政策局国際政策課:「日本の専守防衛力の現状と今後」
・その他に、有識者、赤十字国際委員会(ICRC)、UNHCR(難民高等弁務官事務所)、国連開発計画(UNDP)等

6.主催・事務局
主催:NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)/THINK Lobby
事務局:THINK Lobby 所長 若林秀樹
連絡先メールアドレス:wakabayashi@janic.org