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2024年03月12日(火)

THINK Lobby ジャーナル Vol. 2 2024

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研究

THINK Lobby ジャーナル

 

THINK Lobbyジャーナル第2号「複合危機下の国際協力」発行

 THINK Lobbyはすべての人にオープンな市民社会シンクタンクであり、本誌は社会をよりよく変えたいと願う市民社会による研究成果を広く発表し、世界と共有する場です。このたび「複合危機下の国際協力」をテーマに第2号を発行しました。

現在、世界中に異常気象をもたらす気候変動やコロナウイルス感染症をはじめとする地球規模課題が深刻化しています。開発途上国は感染症等の影響により、経済成長の減速や国内外の経済格差、債務問題に見舞われています。安全保障面では、ウクライナ等への武力行使による一方的な現状変更を試みる行動が生じています。また世界各地で権威主義的な国が増え、市民の自由な活動に制限を加えるなど、基本的人権や自由を保障する国際秩序や多国間主義が危機に晒されています。こうした背景を踏まえ、本号ではこの複合危機下において国際協力がどうあるべきか論じました。

 

目次/Table of contents

巻頭挨拶
開発協力大綱改定にみる国際協力の本質とNGOの役割
若林秀樹

座談会
日本の開発協力の未来を探る 開発協力大綱改定は我々に何を示唆するのか
若林秀樹、上田肇、岡島克樹、堀江由美子、Jyotsna Mohan

コラム
社会価値と企業価値の両立へ 新たな企業観を「実装」するために
木村文

研究ノート
SDGsの中間年を迎えて「我々の世界を変革する」ための課題
長島美紀

研究ノート
2つの危機下の世界のODA
高柳彰夫

調査報告
複合危機下の国際協力途上国の債務問題と市民社会の役割
内田聖子

調査報告
複合危機下の国際協力 ― 保健分野を含めて
中嶋秀昭

調査報告
在住外国人支援のアクターとしての社会福祉協議会と国際協力NGO/NPO
― 「多文化ソーシャルワーク」の先へ ―
小川玲子、田中慎吾、市川斉、田中雅子、吉富志津代

調査報告
「伝統的」ドナーから「新興」ドナーへ北と南のNGOの関係の再構築の試み
林明仁

調査報告
The Experience of Becoming a Refugee: Evacuation and Resettlement of Afghanistan Citizens in Japan
小川玲子、Ahmad Z.H.、AKBARI Hourieh

調査報告
日本における女性の政治参加の現状と課題
~G7サミットの機会を活用した市民社会による提言活動~
芳賀朝子

報告記事
国連SDGサミット出張報告
中間点を迎えた持続可能な開発目標の課題とSDG16⁺の取り組み
若林秀樹

報告記事
アジアセンター第8回国際会議:「アジアにおける選挙と民主主義」に参加して
重田康博

活動報告
G7広島サミットに向けたC7およびG7市民社会コアリション2023の活動
堀内葵

活動報告
Defending Democracy and Civic Space in Asia (DDCSA) and Tokyo Democracy Forum (TDF)
堀内葵

活動報告
THINK Lobby Corporate Social Justice Project Report 2023
山口悠佳

書評
山形辰史 著
『入門 開発経済学 グローバルな貧困削減と途上国が起こすイノベーション』(2023)
重田康博

編集後記
「複合危機下の開発協力」はどうあるべきか?
重田康博

全文および個々の論文は以下のサイトから無料で閲覧・ダウンロードいただけます。 

第3号への投稿募集中

第3号への掲載原稿の締め切りは、2024年9月30日です。
*まずは「投稿規定/執筆要綱」および「査読体制」をお読みください。応募いただいた原稿については、本号特集の構成などを総合的に勘案し、編集委員会で掲載可否について審査のうえ、後日編集責任者から採否について連絡いたします。なお、執筆内容について事前に相談を希望される方は、投稿文の仮タイトルと要旨を 600~800 字程度でまとめ、お名前・ご所属・連絡用メールアドレスを明記した上で、以下事務局まで電子メールでお問い合わせください。

皆さまの研究成果の交流の場として、今後とも本誌をご活用いただけますと幸いです。

発行・編集制作

発行日  :2024年2月22日
編集・発行:NPO法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
発行所  :出雲出版(島根県出雲市下横町350)
E-mail  :admi@thinklobby.org

※第二号の発行にあたっては、令和5年度外務省国際開発協力関係民間公益団体補助金(NGO事業補助金)を活用しました。